今後、経済指標などが悪化すれば、株価もさらに一段安になる可能性もあります。ただし、慌ててあらゆる銘柄を売却するようなことは避けたいものです。
というのも、日経平均は値がさ株などに引っ張られて連日下落しているものの、セクターによっては上昇している銘柄もあるのです。JPX日経インデックス400も、東証株価指数(TOPIX)も3日続伸です。
新型コロナがいつ収束するのか予断は許されないものの、長期的には「買いの好機」と見ることもできます。タイミングを見極め、チャンスをつかみたいところです。
5日移動平均線に沿って下落するが、底入れにも期待
先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。前週末の13日にはいったん大きく下落したものの、引けにかけては長い下ヒゲを付けて上昇しました。
先週はここから底打ちするのか、あるいは再度上値を抑えられて下落するのか注目されました。
実際には、5日移動平均線付近で上値を抑えられると再度下落してしまいました。ただし、翌17日は目先意識されやすい17,000円を挟んで乱高下する動きとなり、陽線引けとなりました。
その後18日、19日は陰線にはなりましたが、ローソク足の実体が17,000円にかかって小幅に上下するような動きとなっています。
今週以降の展開はどうなるでしょうか。チャートの形はまだ目線を上に持つことはできませんが、ここ数週間の動きとは若干変化が見られます。