平成30年度版の男女共同参画局による「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)」によると、子育て期にあたる30~40代男性の1週間の就労時間が60時間を超える割合は、ほかの世代に比べると高い傾向にあります。専業主婦の家計は641万世帯であるのに対し、共働き世帯は1,188万世帯にのぼります。また同白書では、平成28年度における未就学児を持つ父親が家事・育児に費やす時間は、1日あたり83分と先進国のなかでは低水準となっていることも示されています。

ここから、世間の多くのママたちは仕事が忙しい夫を持ち、共働きをし、そのうえほとんどの家事育児を担っている現状が見えてきます。さらに現状、新型コロナウイルスによる経済低迷で、不安を掻き立てられる人も少なくありません。そこで「働かなくても収入が得られる、子供と一緒に過ごせるうえ、料理などにもっと時間をかけることもできる」といわれたら、それはきっととても魅力的な言葉に聞こえるのではないでしょうか。

しかし…勧誘により徐々に減っていくママ友たち

しかしネットワークビジネスに対して、マイナスイメージを持っている人が多いことも否定できません。また、生活が豊かになるほどの利益を出すことは一筋縄ではいかないものでしょう。ものを売ったり商品のファンを増やしたりすることは簡単なことではありません。しかも継続的に利益を出し続けるには工夫も必要です。仕事であれば割り切ってできるかもしれませんが、実生活の人間関係のなかで利益をあげるには、さまざまなリスクも伴うのではないでしょうか。