そのような中、日経平均株価はもはや“恒例”となった荒い値動きになりました。寄り付きから高く推移し、前場の序盤に一時+285円高まで買われましたが、その後はプラス圏内での鈍い動きとなりました。
そして、後場の半ば過ぎから一気にマイナス圏へ沈み、大引け直前には一時▲313円安まで売り込まれる場面も見られています。
その後少し戻したものの、終値は17,000円を割り込む大幅反落で引けました。ちなみに、終値が17,000円を下回るのは、2016年11月4日の「トランプ当選ショック」以来、約3年4カ月ぶりのことです。
なお、TOPIXも同じような値動きになりましたが、日中を通して一度もマイナス圏へ沈むことなく、続伸となる小幅上昇で終わりました。大幅マイナスとなった日経平均株価と大きな乖離が生じています。
東証マザーズ株価指数は反落、売買代金は再び1,000億円を下回る
東証マザーズの出来高は8,701万株、売買代金776億円となり、いずれも前日より減少しました。個人投資家の物色意欲が沈黙して盛り上がりに欠ける商いとなった結果、売買代金は再び1,000億円を大きく下回っています。
また、株価指数も反落となり、600ポイント回復へ険しい道のりが続いています。
ソフトバンクGが一時▲12%安に迫る暴落、富士フイルムHDはストップ高の大爆騰
個別銘柄では、ソフトバンクグループ(9984)が一時▲12%安に迫る暴落となり(昨年来安値を更新)、終値も▲10%超安の叩き売り状態となりました。