そのような中、日経平均株価は荒い値動きの乱高下となりました。NYダウの暴落を受ける形で寄り付きから急落し、前場の序盤に一時▲623円安まで下落しました(昨年来安値を更新)。
しかし、その直後から急速に買い戻されて一気にプラス圏へ浮上し、前場の半ばには一時+555円高まで上昇する場面が見られています。その後は前日終値を挟んだ攻防となり、結局はわずかながらプラスを維持し5日ぶりの小反発で引けました。
なお、TOPIXも同じような値動きでしたが、上昇率は日経平均株価を大きく上回りました。これは、東証1部全体の約87%が上昇したことからも明らかなように、日経平均株価を構成する一部主力銘柄の大幅下落が影響したと見られます。
東証マザーズ株価指数は5日ぶり反発、売買代金は5日ぶりに1,000億円超え
東証マザーズの出来高は1億1,871万株、売買代金1,010億円となり、いずれも前日より増加しました。新規上場(IPO)銘柄への資金シフトに伴う売り買いが交錯した結果、売買代金は5日ぶりに1,000億円を上回っています。
また、値頃感の出た銘柄を買い戻す動きが強まり、株価指数は+6%超高の大幅上昇となる5日ぶりの反発となりました。ただ、依然として終値は600ポイントを割り込んだままとなっています。
トヨタ自動車が一時+9%高に迫る急騰、ファーストリテイリングは▲5%安に迫る急落
個別銘柄では、トヨタ自動車(7203)が一時+9%高に迫る急騰となり、マツダ(7261)やホンダ(7267)も昨年来安値更新後に値を上げました。