呼吸を深くする「完全呼吸エクササイズ」

肺の周囲を囲んでいる、呼吸筋を刺激するエクササイズです。肺の膨張、収縮の幅を大きくすることによって呼吸筋を活性化させ、呼吸がスムーズにできるようになります。(写真参照)

①鼻から息をできるだけ吐きます。

②吐き終わったと思ったところで、口をすぼめて風船に空気を入れるように、さらに息を吐ききります。

③吐き切りながら、股関節から上半身を折りたたんでいきます。ただし、顔の向きと高さはそのままをキープ。

④これで本当に最後まで息を吐ききったところで、上半身をゆっくり戻しながら、鼻からゆっくり息を吸っていきます。

難波氏は2002年のSARS(重症急性呼吸器症候群)発生時も台湾に住んでいました。SARS時の台湾では、感染拡大が収まってきたと思ったら、また感染者が増加といったことが波状的に起き、さらに店や会社が続々と潰れたりといった情報が日々耳に入ってきて絶望感に陥ってしまう人も多かったそうです。

SARSは結局は終息して、台湾の社会も経済もまた復活しました。ですので、今は大変な時期ですが、健康第一で、できるだけプラス思考で乗り切っていきましょう。

そのためには、自分ではどうにもできないことやマイナス情報、例えば、COVID-19をすぐに終息させなければ、政府のやり方に不満がある、この機に乗じて不正を働く人がいるといったことなどについて思いつめすぎず、活動が制限されるこの期間を、生活や仕事を見つめ直したり、何か新しいことを始めるなど、普段の生活を振り返る良い機会にしてはいかがでしょうか?

監修:難波鉄也(美楽健康中心

谷口 佳恵