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大統領選の相手はバイデン氏の可能性が高まる

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民主党予備選は、オバマ政権で副大統領を務めたバイデン氏に有利な状況になりつつある。

3月10日に国内6州で行われた民主党予備選の結果、バイデン氏は4州で勝利し(執筆当時)、代議員数を806人に伸ばし、662人となったサンダース氏との差を広げた。

民主党予備選、次の注目点は17日の結果

バイデン氏は当初アイオワ州とニューハンプシャー州で実施された予備選で大敗し、先行きが不安視されていたが、2月29日のサウスカロライナ州の予備選で圧勝して勢いをつけた。また、3月3日のスーパーチューズデーでも、14州中10州で勝利し、一気に本命候補に名乗り出た。

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既に、同じ中道派の前サウスベンド市長のブティジェッジ氏、前ニューヨーク市長のブルームバーグ氏もバイデン氏支持にまわっており、バイデン氏有利に予備選が進んでいく可能性が高い。

指名候補を勝ち取るには、全米各州に割り当てられた代議員数3979のうち1991を獲得する必要があるが、17日に行われるイリノイ、アリゾナ、オハイオ、フロリダの4州での予備選が大きな山場になる。

ここでバイデン氏が圧勝するようであれば、左派のサンダース氏はさらに苦境に陥ることになる。

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OSCアドバイザー/清和大学講師
岐阜女子大学特別研究員、日本安全保障戦略研究所(SSRI)研究員、日本安全保障・危機管理学会主任研究員などを兼務。
専門分野は国際政治学、安全保障論、国際テロリズム論。日本安全保障・危機管理学会奨励賞を受賞(2014年5月)、著書に『テロ、誘拐、脅迫 海外リスクの実態と対策』(同文館2015年7月)、『「技術」が変える戦争と平和』(芙蓉書房2018年9月)など。研究プロフィールはこちら