家事についても、「なければ買えばいい」という考えから、「家にあるもので工夫する」「使わなくなったものを再利用」するという考えに変化しました。

使い捨てを減らすため、着なくなった服を切って雑巾にチェンジ。また、冷凍できる野菜の冷凍を始めたり、ヨーグルトや納豆が冷凍できることも学びました。休校で料理の回数が増えたので、一度作った料理を他の料理に活用するアレンジレシピも増加。

一方、子どもたちは、折り紙がなくなればチラシで代用するようになりました。親は仕事があるので、ゲームの時間も増えてしまいましたが、子どもたちで遊びを作り出す時間も増えています。ボードゲームを取り入れて、「こんなことができるようになったんだ」と子どもの成長を感じることも。

一緒にいる時間が増えれば兄弟喧嘩も増えますが、ケガに気を付けたら、あとは子どもたちを叱ることも減りました。子どもたちも急激な環境の変化を感じ、ストレスを抱えているもの。そう考えると、普段より、できるだけのびのびさせたいと思うのです。

家の中でこそユルく過ごそう

休校1週間が過ぎ、外出が制限される中で、新たな発見があることも分かりました。もう少し暖かくなれば、家の中の片付けをしたり、冬の間は寒くて行けなかった部屋を活用したり、できることが増えるでしょう。

これを機に家の中を楽しく過ごす方法を考えたり、片付けや模様替えをしようと思います。外に出れば、不安で神経質になることが多い今だからこそ、家の中くらいはユルく、リラックスして過ごしたいものですね。

宮野 茉莉子