──公園で3歳の娘を遊ばせているとき、ブランコをしていた娘からほんの一瞬目を離した隙に落下。おでこを打ってしまいました。痛がって泣きじゃくる娘を抱っこして落ち着かせていると、ベンチに座っていた初老の男性が「かわいそうに、お母さんのせいで痛い目にあったね」と言ってきたのです。確かに私が悪いんですが…、落ち込みました。
──お菓子売り場で「お菓子が欲しい」と駄々をこねて泣いていた息子。でも、他のお菓子をもう買ってあげていたので「今日はもう買ったでしょ。また今度ね」と言い聞かせていたら、若い2人組の女性が通りすがりに「お菓子ぐらい買ってあげたらいいのに。母親がケチなせいであんなに泣いて」と言ってきました。すごく腹が立ったのと同時に傷つきました。
──生後半年くらいのとき、娘がお風呂をすごく嫌がり、お風呂に入るたびにギャン泣きしていました。実家に帰省した際のお風呂でも、案の定ギャン泣き。すると、お風呂から上がった子どもの体を拭きながら母が「かわいそうに、お風呂嫌だったねぇ。ママのせいで嫌な目にあったねぇ」って言うんです。悪意なく言ったんだと思うのですが…カチンと来ました。
気にしていたらきりがないけれど…
例えば、子どもがケガも病気もなく元気いっぱいのときや、機嫌よくニコニコしているときなら「ママのせいで…かわいそうに」という言葉も、受け流すことができるでしょう。
しかし、子どもが病気になったり、何か嫌なことがあって泣いたりしているときに「ママのせい」なんて言われると…。ただでさえ、自責の念に駆られて心を痛めているのに、追い打ちをかけるような言葉で責められたママは、深く傷ついてしまいます。
「気にしないこと」「外野はなんとでも言うんだから」と自分で自分に言い聞かせても、やっぱり嫌な思いは消えませんし、落ち込んでしまうでしょう。子どもと一緒にこちらも泣きたい気持ちになってしまいます。