そして新学期。学校に登校すると、そこにT先生の姿はありませんでした。先生の異動を知らせるプリントが配られ、そこには、T先生が別の学校に赴任した旨の記述が!「じゃあ、あのときが最後?」とび戸惑うなおにゃむさんとまっきー。入学直後の右も左もわからない状態から、ずっとずっとお世話になってきただけに、なんだか中途半端なお別れで終わってしまったことが、本当に悔やまれてなりませんでした。

あれ以来、担任の先生にさようならの挨拶をきちんとしてから、帰宅するのがまっきーの習慣。小学校4年生になった今は、校外学習などのときでも、「先生に挨拶できないと、僕が寂しくなってしまうから。」と言い、多少待ってでも、先生に一言挨拶をしてから帰るのです。

「まっきーにとって、T先生に『お世話になりました』って言えなかったことは、とても残念だったんでしょう。まっきーを見ていると、毎日のさようならの挨拶は本当に大切だなと思います。特に、今回の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のように、突然学校が休校になってしまうと、挨拶もないままお別れ…ということも十分にありえますしね。」と語るなおにゃむさん。あらためて、我が子が成長していることを感じるのでした。

ご注意:本記事は発達障害と診断されたお子さんを育児中の方の体験記であり、発達障害の症状等を医学的に説明するものではないことをご理解頂けますと幸いです。

【マンガ記事】まっきーの発達障害アルアル日記

言語発達遅延という発達障害で支援級に在籍中のまっきーとママのなおにゃむさんの育児日記。当たり前だと思っていたことが当たり前じゃない、イレギュラーの連続の中で、まっきーに癒されながら子育てをするなおにゃむさんの本音が満載です。

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