小学校6年生、中学校3年生の2人の卒業生と、高校2年生の子供を持つB子さん(49歳)によると、小学校では小学校6年生の保護者が参加する「感謝の会」・保護者会・茶話会が中止、中学校では合唱コンクール・保護者会・茶話会・PTA総会が中止、高校では保護者会・卒業を祝う会・謝恩会・吹奏楽部の定期演奏会が中止になったとのことです。

「卒業式に2回出席する上に卒業関連の行事があるので、3月は有休や早退が多く、仕事の調整や同僚へお願いをしていました。今更、有給や早退を撤回するものもったいないので、そのままにして子供と入学準備をするなどして過ごしました。」と話していました。

まとめ

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が学校生活に与えた影響は、タイミングが年度末だったこともあり多大です。卒業式は、子供にも保護者にも大きな人生の節目です。小学校6年生のC子さん(12歳)は「普段なら学校が休みになって内心喜ぶけど、友達と残り少ない小学校生活を楽しめないのは悲しい」と話していました。

C子さんの保護者D子さん(47歳)も「卒業式は、子供の成長を実感できる大事な儀式です。卒業式自体がなくならなくてよかったですが、歌もない、卒業の言葉もない、在校生の参列もない予定だそうで、とても残念です。ちなみに、お隣のお嬢さんの通う大学は卒業式自体が中止になったそうです。」と話していました。

卒業式が終わると、次は入学式のシーズンとなります。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が入学式までに、どう収束しているのでしょうか?子供とその保護者の方の心配はまだ続きます。


参照:

東京都世田谷区「新型コロナウイルス感染症に関する対応について(学校、幼稚園、学童、児童館)【2月28日15時更新】

立川市教育委員会「平成31年度 卒業式・修了式について

東京都教育委員会教育長「新型コロナウイルス感染症に関する学校における対応について(通知)

堀田 馨