日頃、お金を扱う職業の人たちはどのように家計を管理しているのでしょうか。お金のプロだからこそ、上手にやりくりするためのコツを知っているのではないかと思いますよね。そこで今回は、証券会社、銀行、保険会社で働くアラサー女性3人に、それぞれの家計を教えてもらいました。
証券会社勤務:節約の妥協点をつくる
まずは証券会社勤務のAさんの家計をチェックしてみましょう。証券会社勤務というだけあって、同世代の人と比較するとかなり高収入なのがわかります。
手取り収入は31万円、家賃の割合は一般的に目安とされる手取り収入の3分の1程度で、きちんと貯金を確保しています。全体的には同世代の生活よりもかなり豊かな生活を送っていると言えるでしょう。
Aさんは毎日多忙なので食費だけは妥協していると言います。「作る時間や手間を考えると、外で買って帰るか外食したほうが早い。平日は毎日疲れ果てているし、最近は出前を取ることも多い」とのこと。
節約するのはいいことですが、あれもこれも引き締めているとかえって続かなくなってしまうことも。そこでAさんのように妥協ポイントを用意しておくのも大事なことです。また、「保険は積立年金保険を利用中。あとは会社の団体保険で死亡保険の保険料は月額数百円で済ませている」と教えてくれました。