「娘が産まれたとき、夫の仕事は人生最大の繁忙期でした。1か月に渡る里帰り中も一度会いに来ただけ。『これはワンオペの予感…』と思いましたが、幸運なことに里帰りが終わる頃に夫のプロジェクトが終了しました」

超繁忙期は終わったものの、平日は相変わらず帰りの遅いご主人。Yさんは日中ワンオペ育児をせざるを得ない状態だったといいます。

「夫は育児に関われないことをとても気にしていました。何かできることはないか。二人で話し合い出した答えこそ『子供との朝のコミュニケーション』でした。娘が赤ちゃんのとき、とにかく日中まとまって家事をすることができないのが悩みでした。だから夫に家事をして欲しいか?といわれると答えはNO。『私が家事をする時間を取らせてほしい』それが一番の要望でした。

また『常に子供と一対一で孤独を感じる』という私の悩みに対し夫は『可能な限り話を聞く』と答えてくれました。赤ちゃんの頃は夫が帰る前に娘と就寝し、授乳で起きたタイミングで夫と顔を合わせます。その時、一日あったことを夫に聞いてもらうというルーティーンにしました。卒乳後は娘が眠った後、夫が帰宅してご飯を食べている間に娘のことを報告。とにかくその習慣をずっと続けていました」

朝の子供の相手と夜の奥さんの話し相手。ご主人の役割は一見少ないように見えますが、この二つと週末の育児参加を積極的に行った結果、Yさんの娘さんは「パパ大好きっ子」へと成長していったそうです。

娘の状況がよくわかるパパ

ご主人の活躍は、子供の成長と共に変化していったそうです。