飲み会自粛、禁止事項は増やす割に会社としての対応はなし

一方、金融機関勤務のCさんは、会社の対応に不満を漏らします。

「今回、これだけ感染症の蔓延が話題になっているのに、うちの会社は『~をしてはいけない』『~を禁ずる』みたいな禁止事項や制約事項を増やすばかり。飲み会も自粛するように、というお達しがきていた」とのこと。

そこまでの対応自体には大きな不満はなかったというCさん。しかし、社員の行動に制約を課すばかりで、根本的な問題解決に動こうとしない会社に苛立ちを隠せない様子。

「同業他社では全社的にテレワークを導入している会社もある。最初は衝撃だったけれど、いよいよ古い体質が多く残る金融機関でもそういうことをする時代になったんだと感動した。かたや、うちの会社はテレワークなんて夢のまた夢。時差出勤も前後1時間ずらすだけ。8時40分の1時間前、1時間後なんて電車の空き具合はそう変わらないと思う」とのこと。

「しかも、毎週グループ社員が一堂に会して朝会をやるけれど、それを中止しない。顧客向けイベントは中止なのに、それ以上に人が集まる社内イベントや研修を中止しないのは疑問。危機的事態に対する対応が鈍いというのは、単にスピード感に欠けるというだけではなく、ブラック対応と言ってもいいのでは」と語っていました。