とりあえず、「係長にだけは、今後も紙の資料を渡そう。」と思った主人公。「では、印刷してきます。」と言い、資料を印刷するために自席に戻りました。
資料を印刷していると、背後から新人女子が声をかけてきました。「なぜメールで送った資料を、印刷しているんですか?」詳しく説明するのも面倒になり、「係長は、何でも紙がいいらしい…。」と答える主人公。すると、新人女子は、「ふうん…。」という表情をし、その場を去っていきました。
主人公が係長に印刷した資料を渡し、一息ついていると、なにか箱のようなものを手にした新人女子が係長の机に向かっていくのが見えました。「なんだろう」と思い一部始終を見守っていると、新人女子は手に持ったものを係長の机の上に置きながら「係長、こちらをどうぞ。」とにっこり。「これはなんだ?」と不思議そうな顔をする係長に対し、新人女子が答えます。「トランプです。いつもPCでプレイされていますが、お好きな紙のほうがよいかと。」すると係長、「(紙のトランプは)配ってくれる人がいないだろ!」とブチギレ。
係長の「紙が好き」はもちろん言葉のあやで、印刷させるのは紙が好きだからではなく、添付ファイルを自分で開くのが面倒だった…ということなのですが、そもそも資料をメールに添付して送るのは、ペーパーレス化はもちろん、見るか見ないかを受信者自身が選択できるようにとの配慮もあってのこと。今回のように、必ず確認が必要なものならともかく、なんでもかんでも印刷して、というのはいかがなものか…。
新人女子の「さりげなく、仕事中にトランプゲームをしていることをチクリと指摘」作戦の是非はさておき、資料の印刷にこだわる上司や同僚に悩んている読者の中には、思わずニヤリとしてしまった方もいるのではないでしょうか。妄想シャイン、次回もどうぞお楽しみに。
【マンガ記事】妄想シャイン
入社3年目でようやくこなれてきたサラリーマンの主人公は、ストレスが溜まるとひたすら妄想しながら乗り切る、妄想社員。オフィスでよくある、ちょっとしたイライラやモヤモヤを、今日も妄想しながら乗り切ります。
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寺須こってぃ