「義母が、なにも伝えていなかったんです。私が切迫早産で動けなかったことも、義母自身が『ゆっくりしてて』といったことも。呆れてしまいました。安産家系の夫親族には、妊娠期のトラブルなんて、考えもつかなかったようです。
義母は、私が勝手に葬儀に参加しなかったことにして『わがままな嫁すらフォローする健気な姑』を演じたかったんです。そこまでして、周囲から優しい人だと思われたかったみたいですね。」親戚の前で言い返そうとすると、夫や子どもをつかって会話を遮る義母にイライラが募ったというMさん。「なにもいうな」という無言の圧力を感じて、興ざめしたといいます。
義母が八方美人だと知れて良かったと思おう…
葬儀に参列しなかった嫁をかばい、みんなに優しさアピールする義母。Mさんは否定も肯定もせず、一周忌をあとにしたといいます。「正直、面倒くさいですよね。義母は『イイ人』と思わせる才能に長けている人なので、私が何をいっても信用されないかもしれませんし…。でも、もういいんです。
義母が誰にでもいい顔をする八方美人であることがよく分かりました。それだけでも大収穫です。これから、義母とは距離をおけますし、それに義母から『悪い人』と紹介されても、簡単に信じないことにします。」今現在、義母は必死にMさんの機嫌をとろうとしているようです…。
だれでも「良い人と思われたい」とは少なからず考えるもの。ですが、万人から好かれる必要はありません。偽りのイイ人には注意した方が良さそうですね。
WANNAGROWライターズ