子どもは規格外の野菜を選ぶ!? 食品ロスを減らし売り上げを増やしたスーパーも

「このニンジン、足が2本あるみたいでしょ? 歩き出しそう!」

「見て見て、このサツマイモ。ボールみたいにまん丸だよ!」

子どもたちがはずんだ声で話しています。手にしているのは、いわゆる「規格外」の野菜や果物です。

ニュージーランドにあるオタゴ大学で先頃、子どもたちが規格外の野菜や果物について、どのように考えているのかを把握するための実験が行われました。

大人にはあまり人気がない規格外の商品に対し、子どもたちは「ノー」と言ったのでしょうか、それとも「イエス」と言ったのでしょうか?

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見た目が悪いだけで、処分されている野菜や果物

食品ロスと廃棄は世界各国が取り組む問題です。国際連合食糧農業機関(FAO)は、2030年までにそれを半減させることを目指しています。

生産時に用いられる資源が無駄になるだけでなく、消費されないにも関わらず生産を行うことは、食料品自体の経済的価値が失われ、温室効果ガスの無駄な排出にも通じています。

残念なことに、世界中で年に45%が、規格外という理由だけで、サプライチェーンのさまざまな段階で捨てられているそうです。

これが排出される温室効果ガスの最大10%を占めることを、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の報告書が指摘しています。捨てられる理由のほとんどは「見た目が悪いから」だといいます。

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1998年よりニュージーランド在住。東京での編集者としての経験を生かし、仲間と各種メディアを扱う会社を創設、編集長を務める。
2002年に独立し、本格的に執筆活動を開始する。ニュージーランド航空やニュージーランド観光局の発行物やウェブサイトを手始めに、現在は国内はもとより他の英語圏の国々における環境、ビジネス、子育て/教育、文化、テクノロジーといった分野について、多岐にわたる媒体に寄稿。海外在住日本人ジャーナリスト集団「Global Press」所属。