しかし、実は夫も疲労しきっている可能性が。それは、「名もなき業務」と戦っているからかもしれません。さて、名もなき業務とは何なのでしょうか。

例えば、始業前に出勤して会議の準備をしたり、就業後に後輩の話を聞いたり、職場の飲み会のセッティングをしたり…。必要ないと思われることかもしれませんが、このおかげで仕事が円滑に進むこともあります。むしろ、おこなわないと仕事に支障が出る場合も。それでも業務とはみなされず、サービス残業のような扱いになってしまうもの、それが名もなき業務です。

伝わりづらい、評価されづらい…名もなき家事・育児と似ていますね。妻たちが気づかないところで、夫たちも苦労しているのです。

まとめ

最近は「家事・育児の負担を平等に」という流れがありますが、全ての夫婦がそれでうまくいくわけではありません。それは妻が「名もなき家事・育児」に疲労しているのと同様に、夫も「名もなき業務」に振り回されているからなのかもしれませんね。

お互いが「自分の方が大変なのに」と思っていては、歩み寄るのは困難です。ですからまずは、相手の状況を理解し、認め合いましょう。自分は何が大変で、相手は何が大変なのか。そして、自分は何ができるのか、何をしてほしいのか。そうすることで、お互いの負担を上手に減らす方法が見つかるでしょう。

せっかく夫婦になった二人です。責め合って敵になるのではなく、協力し合えるパートナーとして、まずは歩み寄ることから始めてみませんか?

LIMO編集部