自分が全否定されてきた
モラハラ夫は、もしかしたら自分も同様の言葉をかけられてきたのかもしれません。その結果、自分より勝っていない相手を見つけ、そこを攻めて優位に立つ。そのことで自分のコンプレックスを本人も気づかないうちに埋めようとしている可能性があります。年収や学歴で妻をバカにするタイプの夫は、もしかしたら家の外ではそれらのことに対し負い目を感じているのかもしれません。
完璧すぎた親への憧れ
親がしっかりしすぎて過干渉だった場合、大人になっても自分で決めることができない人もいるようです。「当時の自分の親と比べ、お前は劣っている」といった基準で、自分の考えではなくあくまで自分の記憶の中の親と比べ、妻を攻めている可能性は大いにあります。
人のせいにして生きてきた
モラハラ夫は、どんなことでも妻の責任にしてきます。おそらく、今までの人生でうまくいかなかったたびに、他人のせいにして生きてきたのかもしれません。もしくは、自分が親からされて傷ついた経験がある可能性も。口がうまく、高圧的なモラハラ夫に責められていると「怒らせる私が悪いんだ」と思ってしまいます。しかし、怒号や高圧的な態度に負けず冷静にその言葉に耳を傾けると、その内容は「どうにかして失敗した責任を他人に押し付けたい子供」と同じようなことを繰り返し言っていることに気が付くのではないでしょうか。
モラハラの原因は過去?
こうしてみてくると、モラハラはモラハラ夫の過去に起こったことに連鎖していることに気が付きます。すべてのことではなくても、傷ついた事柄が本人の大切な根幹を決めるような出来事になっている可能性もあるかもしれません。