・「結婚するまで優しかった夫は、結婚後に典型的なモラハラ夫になってしまいました。出産後に専業主婦になった私に対し『俺が養ってやっている』『誰のおかげで生活できてると思うんだ』と繰り返します。最初はいちいち反応し、傷ついたりしていましたが、友人から『モラハラ夫は妻が悲しんだり落ち込んだりする姿がみたいの!反応しちゃダメ!』といわれたのをきっかけに『この人は他に自分に価値を見いだせない人なんだな』という目で見るようになりました。本当はすぐにでも離婚をしたいのですが、子供の学校のこともあるので、もう少ししたら別れようと思っています」

・「何か気にくわないことがあると家で当たり散らす夫。どうやら義父から同じことをやられていたようです。私だけなら我慢もしますが、娘や息子がそんな姿を見るのが耐えられませんでした。夫は私が実家を頼れないことに安心し、離婚をいい出せないと思っていたようです。しかし、子供への影響を考えた結果、離婚したい気持ちを伝えました。すると、夫は態度を一変。『どうしても昔の父のような態度を取ってしまう。それを止める方法が思いつかない』と告白されました。一度は別れを決意した私ですが、夫がカウンセリングに通ってくれるのであれば、やり直すことを提案。まだわかりませんが、一緒に連鎖を断ち切っていきたいと思います」

実は、モラハラ夫自身もそんな自分に気付いてはいるものの、その態度を止める術がわからず悩んでいる場合もあるようです。

まとめ

もしそのモラハラが連鎖的なものであれば、相手もある意味、被害者です。しかし、自分が過去に傷ついたことは、他の誰かを傷つけていい理由にはなりません。また、人と比べて「自分はダメな人間だから我慢するしかない」などと考える必要もありません。一人で悩んでいるとついつい相手のペースに乗せられてしまうものです。もし近くに相談できる相手がいないようであれば、公共機関の窓口やカウンセラーを利用してみてはどうでしょうか。

さまざまなことが絡み合ってくるかもしれませんが、まずは「傷ついている自分」を大切にしてあげてください。

参照:法律情報サイトLEGAL MALLの「モラハラにあたる具体的な行動・態度(家庭編)

LIMO編集部