興味の対象が自分か、他人か

ネットを見ていると「炎上」と呼ばれる批判が起こっていることがあります。

「そんな収入で専業主婦を志望するなんておこがましい」
「おじさんのクセに若い子と結婚を希望するなんて図々しすぎる!」
「お金の使い方が下品」
「若いくせにケシカラン」

など、他人の事情に熱を上げる人を見ることが少なくないのです。

個人的な感覚では、うまくいく人は他人のことに興味を持っていないと感じます。なぜなら自己研鑽や、自分のビジネスに忙しいからです。

ここでいう「他人に興味がない」というのは他者への価値提供など考えない、という意味ではありません。ビジネスは他者の問題や悩みの解決ですから、その部分にのみコミットをするべきであって、他人の家事情などに首を突っ込むのとはまったく別の問題なのです。

さらにビジネスは自社の発展だけを考えても、結果的に売れるために商品やサービスが洗練されることになり、顧客はメリットを享受できますし、納税をすることで社会貢献にもなります。

他人に批判やお説教をして炎上の渦に加わる人は、「ゴシップ」をエンタメとして楽しんでいるように思えます。いい憂さ晴らしになっているのは良いのですが、その分自分を高めることにリソースを割くことができませんから、ドンドン前へ進む人とは差がついてしまう一方であると感じてしまうのです。

このように、うまくいく人とそうでない人の「娯楽・エンタメ」は対極の位置にあるように思えます。

高級フルーツギフトショップ「水菓子 肥後庵」代表 黒坂 岳央