「年金問題」などが話題に上がり、人口減少や少子高齢化が懸念されていることで「投資をしましょう!」という呼び掛けがなされるようになりました。それまで資産運用に関心がなかった人も、「傍観者からプレーヤーへ」転身する姿が見られますが、資産運用という投資をするべきステージでも、うまくいかない人は「ギャンブル」をしているのです。
多くの人に買われている人気銘柄を、すでに価格が高騰しているにも関わらず一度に大量に買い、「上がってくれ!頼む!」とお祈りをしているような状況です。
投資とは本来、期待値や大数の法則といった統計を考慮したゲームですから、そこを理解せずに割高の銘柄を買った後に「上がってくれ!」と祈るのは、宝くじを買ってお祈りをするのとあまり変わりません。投資のプレーヤーとして参加したのに、結果的にギャンブラーになっているわけです。
「運試しそのものを楽しんでいる」というなら問題はないのですが、「資産を増やしたい」という思いで挑戦するなら、ギャンブラーではなく投資家になるべきではないでしょうか。
うまくいかない人の運試し・他力本願の姿勢は、自己投資ができないなど、あらゆる場面で出てしまいます。