実務家と評論家

うまくいく人は実務家で、そうでない人は評論家です。

飲み屋へ行くと、よく「自分がうまくいかないのは会社が悪い。政府が悪い」と人のせいにする人の「愚痴」が聞こえてくることがあります。しかし、この姿勢は子供が親に駄々をこねているのと変わらない稚拙な態度だといつも感じてしまいます。

文句を言っている人は、社会のシステムに成人になるまで健康に育てられ、会社から給与をもらって生活ができています。そうした恩を忘れ、文句をつけやすいことばかりを言っているのです。

確かにこの国は問題を抱えている部分があるのは間違いありません。どの会社も課題を抱えているでしょう。しかし、世の中問題を抱えていない国や会社はありませんから、「不満のない世界」などユートピアであり、そうした人は不満を言いながら世の中に存在しない理想郷を夢見ながら時間を過ごすことになるでしょう。

うまくいく人は愚痴を言う暇があれば行動をします。国や会社の改善を待つより、自分が行動をするほうが圧倒的に早く、自分が行動するほうが一日も早くリターンを得ることができるからです。愚痴ばかりいうことがエンタメになっている批評家ではなく、行動をする実務家を目指す方が豊かになれるのです。