1年に1回か2回だけ、夫に子どもを預けて友人と食事に行ったり同窓会や結婚式などに出かけたりすることがあります。

そのたびに夫は快諾してくれ、筆者も楽しい時間を過ごすことができます。もちろん夫には感謝しています。しかし、「あなたは定期的に自由な時間を持つことができていますか?」と聞かれると、素直に「はい」と言えない自分がいるのです。

出かけるまでの長い道のり

ある日のことです。近くの映画館で、とある映画が夜8時からのレイトショーで1日限り上映される、という情報を入手しました。それを逃すと他の日に上映されることはありません。しかもその日はその映画を撮った監督の舞台挨拶も行われるというのです。

ずっとその監督のファンで、彼の話す言葉に深い感銘を受けていた筆者はどうしてもそのイベントに行きたくて仕方ありませんでした。

我が家は小学校低学年の娘と夫の3人家族。夫は仕事柄、飲み会も多く、夜も家をあけることが頻繁にあります。そのため夫の予定および夕食の有無はすべてカレンダーに書き込んでもらうようにしています。

筆者は祈るような気持ちでカレンダーを確認すると、幸いその日は空白。帰宅した夫にすぐに「この日、〇〇という映画が上映されて、監督が舞台あいさつに来るので観に行きたい」と告げました。

夫は「もちろん、楽しんでおいで」と快諾してくれました。