一定期間に備える場合は「掛け捨て保険」「定期保険」も

「これから教育費がかかる、住宅購入も検討中で家計が厳しい…」といった、終身型の生命保険に加入しにくいけれど手厚い保障は必要、という時期は、掛け捨て型の保険がおすすめです。共済も手頃に利用できますし、5年~10年の定期型の掛け捨て保険であれば、保険料負担を抑えることができそうです

医療保険

病気やケガに備える医療保険やがん保険も人気です。手術や入院、診断一時金や通院保障もある商品が出てきています。しかし現在、日本では「高額療養費制度」があるため、公的医療保険が適用される医療費については自己負担額に上限が設けられています。ですので、保障が過剰になっていないか、追加保障が多すぎないか確認してみましょう。

また、社会保険に加入している会社員なら傷病手当金や労災保険といった保障制度が利用できる可能性もあります。お子さんについては自治体の医療費助成の対象年齢であれば助成を受けることができます。

貯蓄型保険

貯蓄型の保険は、貯蓄を目的とした死亡保険です。保険契約者に万が一のことがあった場合には死亡保険金が、生存して満期を迎えたときには満期保険金を受け取ることができます。保険料は割高な傾向にあり、また、早期に解約した場合は払込金額を割り込むこともあるというデメリットがありますが、子供向けの「学資保険」については今も根強い人気があります。学資保険の場合は契約者が亡くなった場合、以後の保険料が免除されます。

ただし、いずれの保険も保険料が高額になりがちという点に留意しておきましょう。

「払済保険」への変更も検討しよう

貯蓄型の生命保険によっては「払済保険(はらいずみほけん)」に変更することも可能です。保険料の支払いが難しい場合、保険を解約することなく、保障される期間も変更しないで、支払い済の扱いにする方法となります。保障額は減りますが、保険料の負担がなくなりますので、支払いの継続が難しい場合などは保険会社に相談してみましょう。