3.目標を決めて先に月々の貯金分を確保

あらかじめ、目標の貯金額を決めておくと貯金がしやすくなります。「年単位で合計いくらを目標に貯金する」といった目標を定めて、「月々いくらを先に給与から確保しておく」などのルールを決めて取り組むと簡単です。

先述した調査結果(中央値)より、貯金の目標額を年間45万円に設定したとすると、月3万8000円は貯金したいところ。「いや、1年で100万円は貯めたい!」と目標設定すると、月8万円以上貯金しなければならず、いきなりは難しいかもしれません。挫折せず、続けられるような目標額を設定するようにしてみましょう。

また、先に確保したお金は、通常使っている銀行口座以外に貯金専用の口座を用意して振り替えましょう。簡単に手を付けられないようにしておけば、無駄遣いをせず安定して貯金を増やせます。

4.銀行口座を目的別に用意する

貯金の目的別に銀行口座を用意すると、明確に貯金を積み上げられるでしょう。

例えば、マイホーム購入の資金や子どもの教育費、老後の生活費などです。最初から目的別に分けて貯金をするので、必要な金額に対しての不足分が一目で確認できます。目的を明確にせずおおまかに貯金をした場合、無駄な支出をして十分な貯金ができないデメリットがあるのです。

目標と目的を明確にして効率よく貯金を

漠然とした目標や目的では貯金を増やせません。先々を見据えた目標設定を心掛け、貯金に必要な行動を欠かさず継続してみましょう。日々の生活で「無駄になっているな…」と感じる行動パターンをやめ、目標をもって生活してみることをおすすめします。

【ご参考】貯蓄とは

総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

LIMO編集部