「つみたてNISA」や「ジュニアNISA」はどうなる?
「つみたてNISA」が「一般NISA」と異なる一番のポイントは、投資先が特定の投資信託に限られている点と、長期運用に適している点です。
「つみたてNISA」の非課税投資枠の上限は、新規投資なら毎年40万円で、非課税期間は最長20年です。投資可能期間は、2018年~2037年と定められていましたが、5年間延長されて2042年までになります。
未成年者向けの少額投資非課税制度「ジュニアNISA」は利用者が少ないことなどから、当初の予定通り2023年に終了する予定です。
「iDeCo」との違いは?
節税メリットの面で「NISA」としばしば並び称される「iDeCo(イデコ)」は、正式名称を個人型確定拠出年金といいます。個人で作る年金と考えるとわかりやすいでしょう。毎月自分で決めた掛け金を拠出して、金融商品を買い付けていくシステムです。原則的に60歳にならないとお金が引き出せないため、確実に老後資金を作りたい人に向いています。
「NISA」や「つみたてNISA」との最も大きな違いは、運用益が非課税になるだけでなく、掛け金が所得控除の対象になる点にあります。60歳以降にお金を受け取る際にも、「公的年金等控除」や「退職所得控除」が利用できるためお得です。