小学校3年生の長女と幼稚園年少組の次女の育児をはじめ、家事に仕事に毎日大忙しの日々を送っているねこねこむさん。今日は結婚記念日ということで、夫の両親に子どもたちの世話をお願いし、夫婦でお出かけをすることになりました。
よくよく考えれば、こんなに長い時間子どもたちと離れるのは初めて。夫の両親は良い人たちなので、子どもたちを見てもらうことに対しての不安はありませんでしたが、子どもたち、特に甘えん坊の次女が寂しがるのではとドキドキしていましたが、じいじとばあばと一緒に「いってらっしゃい!」と、子供たちは笑顔でふたりを送り出してくれました。ほっとしながら「今日はゆっくり夜まで楽しませてもらおう」と思うねこねこむさん。
とりあえず、手始めは子連れでは絶対に入ることができない、こじゃれたお店でランチ。雰囲気たっぷりの薄暗い店内に、天井からぶら下がるおしゃれな照明器具。テーブルや椅子、時計などのインテリアも、ひとつひとつが都会を感じさせます。
「こういうお店とか入るの久しぶりやなあ。」「子どもとは入りにくいでなあ~」と、思わず方言丸出しで感想を言い合いつつ、いつもよりちょっぴり贅沢なランチを楽しんだあとは、映画とショッピング。今日ぐらいは、子ども連れでは見られない映画を観て、妻が欲しがっていた服や雑貨といったものをゆっくりと選ばせてあげようと、夫はにこにこと付き合ってくれます。
が、ねこねこむさんの目につくのは、子どもが観たがっていた映画のポスターをはじめ、長女が好きな本や次女に似合いそうな服。そして、子どもたちがお土産に買って行ったら喜びそうなドーナッツ…。最初のうちは、にこにこと「じゃあ買って行こう。」と乗り気だった夫からも、「ところで、せっかく来たのに自分の物は買わないの?」というツッコミが…。
そんなこんなで、ショッピング第1弾を終えたあとは夫婦で映画鑑賞。鑑賞後に上機嫌で「パンフ、買ってくるねー。」とグッズ売場に行く夫の後姿を見ながら、ねこねこむさんは、そっと自分のスマホを取り出して確認します。着信は0。「よかった。夫の両親を困らせているということはないみたい…。」しかしほっとする一方で、「ママ早く帰ってきて…。」としくしく泣く次女の姿が脳裏をかすめます。