そのような中、日経平均株価は終日プラス圏で推移しました。ただ、前場の半ばに一時+443円高へ急伸する場面がありましたが、その後は徐々に上げ幅を縮小する展開でした。

それでも、最後は+200円超高を維持して反発で引けています。終値でもわずか1日で23,000円台を回復しました。

なお、TOPIXも同じような値動きで反発となりましたが、上昇率は日経平均株価を大きく下回りました。これは、日経平均株価を構成するような大型株への買戻しが優勢だったことを示唆しています。

東証マザーズ株価指数は8日ぶり反発、売買代金は10日連続で1,000億円割れ

東証マザーズの出来高は4,876万株、売買代金570億円となり、いずれも前日より大幅に減少しました。

大型株式市場とは対照的に模様眺めムードが強まり、売買代金は600億円にも満たない薄商いとなっています(10日連続の1,000億円割れ)。

ただ、一部銘柄が値ごろ感から買われたこともあり、株価指数は8日ぶりに反発しました。ひとまず800ポイント割れの危機を回避したかもしれません。

富士通が爆騰して約18年ぶりの高値更新、アルプスアルパインは▲11%安の暴落

個別銘柄では、東京エレクトロン(8035)や信越化学工業(4063)などが大幅高となり、ファーストリテイリング(9983)とファナック(6954)も続伸しました。

また、ハイテク株では前日に決算発表を行い2020年3月期業績予想を上方修正した富士通(6702)が一時+13%高に迫る爆騰となり、約18年ぶりの高値を付けています。