それでも貯蓄が進まないという場合、家計管理に工夫が必要なのかもしれません。また、住宅ローンや子供の進学など、収入がそのまま支出に回っているケースも考えられます。返済金や教育費は避けることのできない支出ですので、それを賄うことができている現状に自分たちでOKを出しましょう。

ただし、「夫婦でお互いに貯金をしていると思っていたら、実はまったく貯めていなかった」という事態は避けなくてはなりません。一生けん命、働いて得たお金ですので、夫婦で貯める方向で協力体制を組んでいきましょう。

【参考】
(※2)『家計調査 家計収支編[二人以上の世帯]』総務省統計局
統計表名:妻の就業状態,世帯類型別

貯金を増やす3つの習慣とは

思うように貯金が増えていないと気が付いたら、その時が家計改善のチャンスです。給与天引きなどの先取り貯蓄も、金額を増やすだけで自動的に貯金が増えていきます。加えて、できるところから節約にとりかかってみましょう。ここからは、すぐに取り掛かれるおすすめの節約術をご紹介します。

1. 必要品を優先して購入する

いつも購入している店舗だから、ショッピングサイトでセールだからとついのぞいてしまうことはありませんか。「不必要な買い物では」と自分で気が付くこと、必需品を優先することを意識していきましょう。

今月買う必需品をリストアップしておくと、不要不急のモノを制限できるようになります。ただし、人への贈り物(プレゼントやご祝い金)に関してはケチったり、安価なもので済ませたりすることは絶対にやめましょう。贈り物ひとつで、あなたの品位が問われます。

人と人とのつながりはお金以上のもの。それよりも見直すべきは、「たまにはいいよね」という自分へのご褒美です。何かついつい買っていませんか。優先すべきものを正しく判断していきましょう。