面倒くさがり屋だから

最後は、30代で起業したDさん。会社の規模や内容については明かせませんが、かなり成功している様子です。そんなDさんは「面倒くさがり屋だから」お金持ちになれたのではと思っているのだそう。

「ビジネスでも何でもそうだけど、『これやるの面倒だな』って思ったところにチャンスがあると思う。それってみんな面倒だから。それを代行したり、ラクにできるようにしたりすることには絶対需要がある。自分自身が面倒くさがり屋で、仕事をしていても、『ああ、面倒だな』と思うことが多かったし、なんとかラクをしたいと思っていた」のだそう。

「ルーティンワークはExcelとか社内ツールを使って簡単にできるように工夫していたし、それを特に独り占めしたいとも思わなかった。でもそういうところが評価されていって、『お前ってすごいな』と言われるうちに『こういうことをやっていけば食っていけるかも』と思って起業した」とDさんは言います。

たしかに、面倒くさがり屋ほど仕事がデキるようになるのが早いということも耳にします。面倒だからと省力化したり、時短化したりする方法を考えてくれるのは、会社にとってもプラスでしょう。こういう人ほど、ビジネスに使えるアイデアを思いつくものなのかもしれません。

まとめ

お金持ちの人は、やはりどこか突き抜けているような印象があります。Cさんが語った「オタク」もそうですが、ほかの人が考えないようなことや、到底やりきれないようなことをやることが大事なのだと感じました。彼らの話を参考に、お金持ちを目指してみてはいかがでしょうか。

大塚 ちえ