「iDeCo」「つみたてNISA」専業主婦:月5万6000円を運用すると

専業主婦の場合、iDeCoとNISAの上限枠は
・iDeCo毎月2万3000円
・つみたてNISA(年間40万円限度)毎月約3万3000円
合計で月5万6000円となります。この金額で積立した場合をシミュレーシしてみましょう。

【60歳までの20年間(20年×12カ月)】
・積立元金…約1,344万円
・平均リターン5%の場合、元利合計…約2,277万円(運用益:約933万円)
       3%の場合、元利合計…約1,832万円(運用益:約488万円)
あくまで投資ですので変動もありますが、長期間の積立による運用益部分が非課税となりますので、この点だけでも大きなメリットといえるでしょう。

さいごに

数十年にわたる老後に備えていくためにも、iDeCoなどの税制優遇を活用しながら資産を作っていくことが大切でしょう。資産形成の一助として大いに活用してみてはいかがでしょうか。

【参考】

「平成30年分民間給与実態統計調査結果について」国税庁

「令和元年度 生活保障に関する調査(速報版)」生命保険文化センター

「NISA・ジュニアNISA口座の利用状況調査」金融庁

【ご参考】貯蓄とは

総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

LIMO編集部