社会人として働いていると、理不尽なこともありますし、「もうこんな仕事、やめてやる!」という気分になることもあると思います。また、自分の会社を「いい職場だな」と思える人もいれば、そうでない人もいますよね。今回は、会社の嫌いなところについて4人のアラサー会社員に聞いてみました。
このご時世なのに副業解禁は話題にすらならない
ある金融機関で働くAさんは、こんな不満を漏らします。「このご時世、どこも副業を解禁し始めているのにうちの会社はそんな様子が微塵もない。同業他社でも、大手は副業を解禁したり週休3日制を選択できるようにしたりしているというのにうちは遅れている」
「しかも、業界内順位は高い方なのに同業他社に比べて給与水準は著しく低く、社員の離職率も高い。そのほとんどが『給与水準が金融機関と思えないほど低い』という理由。副業を解禁しないと、このままでは優秀な人からやめていってしまう」とAさんは話します。
確かに、優秀な人ほど会社内の業務だけでなく、自分のスキルを活かして働ける別の舞台を求めている可能性が大いにあります。しかし、決定打に欠ける根拠をもとに副業を禁止しているのは時代遅れと言ってもいいでしょう。給与水準が低く副業を認めない、となると、優秀な人が残る理由はほかになさそうですよね。
「同僚は同業他社から年収が1.5倍にアップするという条件でオファーをもらって転職。管理職以上は、同業他社から特に狙われやすく、多くの人がヘッドハンティングを受けていると言う。人材流出の流れは止められなさそう」と打ち明けてくれました。
そもそも会社が勤務時間以外の時間の使い方を制限するほうがおかしな話ですよね。副業を解禁しないのであればお給料を上げてほしいというAさんの気持ちもよくわかります。