いつまでも「女性だけの仕事」がある
続いてはマスコミ系で働くBさん。Bさんの不満は「女性だけがやる仕事」の存在だと言います。「正直圧倒的に女性が少ないうちの会社。部署に女性が2人いればいいほう。新人女性やその場で一番若い女性がお茶汲みをしたり、お客さんに飲み物を出したり、会議資料をコピーしたり、会議室の席次を気にしながら書類を配置したりする」そう。
「備品管理もゴミ捨ても掃除も窓ふきも全部女性の仕事。新人男性はやっていないのに、年次が上の女性がやっていることもよくある。これってかなり時代錯誤だと思う」と憤ります。
「女性は常に『サポート役』や『アシスタント』的な立ち位置に立たされる。事務処理は女性、航空券や新幹線、宿泊の手配は女性。電話番だって女性。うちの男性陣はそういう仕事をしないでふんぞり返っている」とBさんは教えてくれました。
話を聞いているだけでも非常に時代錯誤で性差別的な職場ですが、筆者もかつて勤務していた会社で女性は会議に入れなかったり、資料整理、コピーなどの雑務は女性がやるべき、という風潮があったので特に驚くことはありません。それにしても、これが令和という時代の日本なのですから、競争力が下降していく未来が見えてきますね。
意味のないハラスメント研修が多すぎる
IT企業に勤めるCさんは、会社のハラスメント研修の多さに辟易としていました。「社内でセクハラ行為が発覚し、よりいっそうハラスメント研修が多くなった。ひどいときには午後の時間をずっと使って研修。研修と言っても、よくあるお手本みたいな事例を出してきてそれについて対処法を語るという初歩的な内容」と嘆きます。