・「夫の帰宅時間の遅いため、我が家はみんなで先に寝てしまうことがあります。今までは、朝私がお風呂の掃除をしていたのですが、ある日夫から『洗濯にお風呂の水使わないなら洗っていい?』と聞かれました。まさか夫がお風呂掃除をやってくれるなんて思っていなかったのですごくうれしかったです。私もパートに出かけるため、朝の仕事が一つ減るのはかなり助かります」

・「妻は車の運転ができません。今までは僕のワイシャツを安いお店まで自転車でクリーニングに出しに行ってくれていたのですが、平日の彼女の時間を少しでも増やせたらと思い、週末自分でクリーニング店に置きに行くようになりました。出すまで気づかなかったのですが、自転車だと雨が降ったりすると大変だったろうな、なんて気付きもありました」

・「夫から『俺にもできることあるかな?』と聞かれました。いろいろ役目があったほうがいいかな?とは思いましたが『忙しいなかありがとう。それじゃあ脱いだものは洗濯機、食器はシンク、トイレットペーパーを使い切ったら補充して欲しい』とだけお願いしました(笑)夫は『それだけ?』といっていましたが、こちらとしては自分のことをやってくれるだけでいいんです」

「平日の家事に挑む」なんていうとちょっと身構えてしまいますが、実際はどれも数分のものばかり。また、家事の中には夫に関するものもたくさんあるので「自分のものは自分で」やるだけでも、それはかなり妻を助ける行為になっているようです。

できないのであれば、せめて気持ちだけでも

また、妻たちからの意見の中には「平日は時間がないことも十分承知しています。夫には無理をしない範囲でいてほしい」というものもありました。確かに、平日夫に料理をお願いしたり、掃除機をかけてもらったりするのはなかなか困難なことです。そんな妻たちが共通して願っていること。それは「妻が家事や育児をするのは当たり前なことではないことを理解して欲しい」ということのようです。