小学校に上がると、今まで把握できていた子供の行動範囲が広がり、急にすべてを把握しきれなくなります。小学校への登下校やお友達の家への移動など、親にとって心配事は尽きません。

子供が犯罪に巻き込まれないために。家庭でできる危機管理にはどのようなものがあるのでしょうか。

怖い目に遭ったことがある児童は70人に1人

ALSOKがおこなった『担任の先生に聞く、小学生の防犯に関する意識調査』によると、児童の70人に1人の割合で、登下校中や外出中に「怖い目に遭ったことがある」と回答しました。その中でもしつこく話しかけられたり、つきまとわれたりするケースが特に目立ちます。また、ひどい場合は脅迫や暴力を受けた児童もおり、親としては大変心配です。

続いて、危ない目に遭うことが多い場所は、やはり下校中の通学路でした。危険な目に「合った子供の中には「タレントにならない?」などという、甘い勧誘にあったパターンも。こういった子どもが興味を惹きやすい話題を出して近づいてくるような悪質なケースも多いため、徹底した注意が必要です。

気持ちが緩む休日も要注意

「子供たちだけで移動している」という意識の高い登下校中に比べ、休日というのは親が休みということもありどこか気持ちが緩みがちです。