「少しの間黙っていようね」と言っても「どうして?」、理由を伝えても「どうして?」と興味を持って会話を楽しもうとすることも。そんなときに出てくるのが、大人が対応に困る発言です。たとえば「〇〇くんのパパはどうして髪の毛が少ないの?」や「あの人太っているね」、「あのお兄ちゃんの服変だね」など…。

自分が感じたことをそのまま言葉にし、しかもそのときに限ってはっきり大きな声なのです。筆者も、何度となくどうしようかとパニックになったことが。子どもがいる家庭ではあるあるの話かもしれませんね。子どもにとっては悪気のない発言でも、相手を傷つけ不快にする要素は満載。子どもを注意してもちゃんと理解してもらえず、「だってその通りだもん」なんて言われてしまうと、ぐうの音も出ません。

子どもの困った発言はどうやって注意する?

子どもの困った発言にでくわした当初はパニックになり、まるでなにも発言していなかったように振舞ってそそくさとその場から立ち去っていました。中には聞こえていて「そうだよ、ハゲてるよー」と笑顔で対応してくれる人も。しかしほとんどの人が、聞こえていない振りをしてくれたり、少し表情が曇ったり。そういったことが何度か起きたときに感じたのは、子どもには悪気がないからとそのまま放っておいてはいけないということです。