上記のような行動をしたことがあるというSさん。実家に対し頼りすぎでは?と質問したところ「確かに、年に数回のこととはいえ親には甘えっぱなしだなという思いはあります。でも先日、両親と年金の話になりました。金額を聞いてびっくり。サラリーマンが一生懸命働いてもらうような額をもらう父に『ローンもないし、子供の教育費もないのにこの収入…』という気持ちが湧いてしまいました。『せめて孫のために援助してもらってもバチは当たらない』そんな風に思うのって悪いことでしょうか」

自分たちの年金が不安な世代としては「年金当たり世代」に甘えることは、あまり罪悪感はないようです。

まとめ

じわじわとたかる娘一家。「現役世代はお金がかかるし、うちにはまだまだ余裕がある。だからこそ、これくらいのことはしてあげたい」という風にポジティブに思えるうちは、お互い幸せなことかもしれません。ただ、その負担が年金や生活費を圧迫しているようであれば…断る勇気を持つことも大切かもしれません(笑)。かわいい娘や孫ですが、大切な老後の資金であることを頭の片隅に置いてみてはいかがでしょうか。

佐渡 六花