たとえば、副業としてファミレスで働けば、確実に給料を得ることができますが、将来飲食店を経営したいという考えがないのであれば、あまり自分のためにはならないかもしれません。それより、「語学力をさらに磨きたい」と考えているならば翻訳にチャレンジした方が、将来本業で海外案件に携われたり、独立して海外取引をしたりなどメリットが大きいでしょう。

誰にでもできる時間を切り売りする副業(上の例ではファミレス)に対して、スキルを身につけてそれを生かす副業(翻訳))は、最初のうちは大きな収入を得ることができません。しかし、1案件3,000円の仕事を、最初は5時間かけてこなしていたのが、スキルを身につけて1時間でできるようになれば効率的に稼ぐことができるのです。

目の前の収入ももちろん大切ですが、副業で身につけたスキルがどれだけ将来役に立つのか、将来のリターンにつながるのかという視点も忘れずにいたいものです。

おわりに

これからは「副業しない方がリスクになる時代」になるかもしれません。今までは「副業は生活するためにお金が足りない人がやるもの」というイメージが強かったかと思います。しかし、自分のスキルを伸ばすため、将来の収入を増やすためという点で、副業するメリットは無視できないでしょう。

副業は最初こそハードルが高く感じるかもしれませんが、やってみると意外と稼げるものです。2020年はぜひ副業に挑戦してみてはいかがでしょうか。

LIMO編集部