小学校3年生の長女と幼稚園年少組の次女の育児をはじめ、家事に仕事に毎日大忙しの日々を送っているねこねこむさん。夫と同郷のため、お正月は元旦に義実家の新年会、3日に自分の実家に顔をだすというのがお決まりのコース。しかし、親に孫の顔を見せるためとはいえ、ねこねこむさんは、自分の実家への帰省がユウウツで仕方がありません。というのも、実両親との折り合いが悪い(第9話参照)のに加え、実家の衛生状態に少々難があるから。
どうも実母は衛生観念が低いらしく、本人が「掃除をした」と言った後でも、部屋の中は雑然としており、汚れやほこりが目立つ状態。水回りも当然そんな感じです。ねこねこむさんが実家にいたころは、彼女の祖母が家事をしており、ある程度の清潔さは保たれていたのですが、祖母が他界し、実母がすべてを取り仕切るようになってからは、年々実家の汚さに磨きがかかってきました。夫や子どもたちの健康面も考えると、あまり長居はしたくないというのが本音です。
そして、ねこねこむさんが一番頭を悩ませているのは実家での食事。両親は料理をしないため、食卓に並ぶのは基本的に出来合いのお惣菜や店屋物が中心。このため、口に入れるものに関しては、あまり心配はいらないのですが、問題は食器類。グラスやお皿などは、よーくチェックしてから使わないと、どこかしらに汚れが残っていたりするのです。
一昨年は、耐えきれずに食器の洗い直しを試みたねこねこむさん。しかし、いざ洗おうとすると、シンクに置かれていたのは年季が入ってデロデロになったスポンジ。そして、食器を拭くためのふきんも、拭いた後のほうが汚いのでは?と思うような代物…。実家のものは基本的に汚れていると悟った彼女は、昨年はついに使い捨ての紙皿とふきん類を持参するという荒業を繰り出しました。(「これが義実家だったらとてもできない。実家で良かった(?)」と心の中で思いつつ…)