そのような中、日経平均株価は終日プラス圏で推移しましたが、ほとんど動きが見られませんでした。日中の高値(+66円高)と安値(+20円高)の差である値幅は約46円に止まる非常に狭いレンジ内での値動きでした。

結局、小幅上昇の3日続伸で引けましたが、ザラバでの昨年来高値更新はならなかったようです。

なお、TOPIXも同じような値動きで続伸となり、上昇率は日経平均株価を上回りました。これは、中小型株を中心に買戻しが優勢だったことを示唆しています。

東証マザーズ株価指数は5日ぶり小幅反発、売買代金は再び1,000億円を下回る

東証マザーズの出来高は1億7,228万株、売買代金833億円となりました。出来高は先週末より増加しましたが、売買代金は減少しています。

前月(昨年12月)から始まった個人投資家の資金移動は明らかに一巡したものの、売り買いが交錯した結果、出来高は約1年ぶりの大商いとなりました。ただ、低位株の売買が多かったため、売買代金は再び1,000億円を割り込んでいます。

また、株価指数は小幅上昇で引け、5日ぶりの反発となりました。しかし、依然として900ポイント回復目前で足踏み状態となっています。

子会社で不正会計発覚の東芝が急落、TOB実施を受けた前田道路がストップ高

個別銘柄では、主力通信株の一角が買われ、KDDI(9433)、NTTドコモ(9437)、日本電信電話(9432)が昨年来高値を更新しました。