「そのママ友とは、プレ保育のクラスで出会いました。笑顔がかわいい人で、子供たちも生まれ月が同じこともあり意気投合。入園前から四人でランチをするなど良好な関係を築いていました」
入園後同じクラスになったKさんたち。知り合いがいることにホッとしたKさんでしたが、そこから少しずつ違和感を覚え始めたそうです。
「うちの園ではクラス役員を選出します。私は初めての子供だったので、やるとしても来年かなと思っていました。しかし、委員が決まらず沈黙が続いていた中、突如彼女が『じゃあ私とKさんでやります』と言い出したのです」
何の相談もなく立候補されたことに驚いたKさん。とはいえ、役員決めも進まず重い空気が漂っていたため、仕方なく引き受けることにしたそうです。
「ママ友は私と二人なら頑張れると笑顔で言ってきましたが、今後こういったことをしたいのであれば事前に相談して私の意向を確認して欲しいと伝えました。その時は納得してくれたと思ったのですが、そこからさらに彼女の暴走が始まりました」
役員になったKさんたちは打ち合わせのため園に頻繁に通うことに。憂鬱だった役員ですが、他の学年のママや他クラスのママとも知り合え、Kさん親子の園生活をスムーズにさせる結果になったそう。しかし、その状況を快く思わない人物がいました。
「ある日そのママ友から『ねぇ、私たち一緒にいるために役員になったんだよね?他のママとそんなに話す必要ないよね?』とすごい顔で睨みつけられました。私はそんな気持ちは一切なかったため、一瞬言っている意味がわかりませんでした。どうやら彼女にとっての役員は、私と二人で仲を深めるためのものだったらしいのです」
Kさんが他のママといることに嫉妬したママ友。その後もKさんへの執着は続き、役員が終わる年度末まで他のママと仲を深めることを制限されていたそう。
「本当に長い一年でした。息子のこともあるので無下にすることもできずひたすら我慢の日々。ただ、このままでいいわけはないと思ったので、面談の際『あちらのお宅とクラスを分けてほしい』と先生にお願いしました。おかげで年中からはクラスも離れ、役員からも解放。空いた時間にパートも始めたため『忙しくて付き合えなくなってしまった』と徐々に距離をとることに成功しました」
粘着質なママ友のせいで一年間動きを制限されたKさん。二年目にしてようやくのびのびした交友関係を形成し始めたそうです。
SNSはトラブルの温床?!
最近は若い人ばかりでなく、ママたちもInstagramやTwitterといったSNSを活用しています。上手に使えば円滑なコミュニケーションツールとなるSNSですが、厄介なことも多々起きているようです。