バブル後最高値をうかがう動き
先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。年初に大きく下落した後は「往って来い」で反発。先週は高値圏で小幅にもみ合いましたが、5日移動平均線に下値をサポートされ、安心感がありました。
17日には一時、直近の戻り高値である12月17日の24,091円を超え、24,115円まで上昇しました。
今後の動きはどうなるでしょうか。年初に25日線を割り込みましたが、再度突破してきました。先週、若干の調整が入りましたが、すぐに反発しています。上目線であることが確認できました。
中長期的なチャートも上昇トレンドの形になっています。積極的に買いで付いていく局面といえます。
確実に行くならば、まずは再度12月17日の24,091円を超え、下値がサポートされることを確認してからでもいいでしょう。ただし、現在の価格から値幅がないことから、押し目を入れずにするすると上昇する可能性もあります。
その場合の上値メドは、バブル後最高値の、2018年10月2日の高値(24,448円)となります。ここを超えてくると、それより高値は1991年11月となり、28年ぶりの高値ということになりますので楽しみです。
逆に、このバブル後最高値を超えることができないと、しばらく調整になる可能性もあります。まずは25日線の23,750円付近をキープできるかがポイントになります。
そこを割り込んだとしても、23,500円~23,000円付近は過去に売買が積み上がっていることから下値がサポートされそうです。75日線の23,060円付近、目先意識されやすい23,000円付近までは、押し目買いの好機と考えていいでしょう。
下原 一晃