というわけで、我が家では主に毎日の晩御飯の支度が1日1000円という金額で納得感を得て実の母と娘で契約をしています。しかし、ここでこの金額が妥当なのかどうかという話をしたくなる方もいるでしょう。もちろんそれは各家庭の経済状況により決めていけばいいと思いますが、我が家では前述したようにお互いの世帯にとって、この形が理想的だと分かっているからこそ、これぐらいの金額で成立しています。

妻の母にとっても、時給800円で1日5時間を週3日働いたところで、1週間12000円しか稼げません。それより、これまで何十年もしてきた家事をして平日5日間で5000円もらった方が精神的にもラクだし、効率がいいようです。

まとめ

同居する親との家事分担は争いのタネになりがちですが、それを「カネ」という究極の方法で解決するのは案外アリかもしれません。頼む側は「お金を払って頼んでいるから」という安心感を得ることができ、受ける側も「普段当たり前にしている家事でお金がもらえるなら」と思えるので、両者共に納得感を得やすいようです。

今後、子どもたちが小学生になったら、学童保育みたいに子どもを見てもらうのもお金で解決⁉することもできそうで、汎用性もあります。しかし、くれぐれもお互い納得の上でするというのが大前提ですので、この辺りはお気をつけて。

原田 光