・「妻の実家が裕福だったこともあり、結婚当初は妻のお金の使い方が派手で困っていました。共働きで妻の給料の範囲内なら仕方がないと思っていましたが、子どものことや将来を考えるとそうも言ってられないなと。しかし、お金の使い方にケチをつけられると良い気持ちはしませんよね。だから、デート中の楽しい雰囲気の中で『子どものために100万円貯めてみよう』など、明るい気持ちで提案するようにしています」

・「夫の給料が減ったことにより金銭的余裕がなくなり、毎日のように喧嘩が続きました。給料が減った夫に対して『こっちは毎日料理してるんだから洗い物ぐらい手伝ってよ』『休みの日は私にも一人になれる時間をちょうだい』など、キツい口調で文句を言ってしまうことが増えました。夫も子どもにしつこくおもちゃをねだられるとキレたりして、家庭内の雰囲気はとても悪かったです。その後、夫の給料が回復したので、疲れている日は外食へ出かけたり、エステやマッサージへ行かせてくれたりするようになり、私も心の余裕ができ、穏やかに過ごせるようになりました。こんなことを経験して、金銭的な余裕がないと家庭の雰囲気が悪くなると実感しました」

お金に対する価値観を合わせるには思いやりが大切

価値観が異なる男女が結婚する以上、お金に対する考え方が異なるのは仕方がないことです。しかし、相手が大切に思っていることに対して「それって無駄遣いじゃない?」という言い方をすれば、機嫌を損ね、夫婦仲に亀裂ができてしまうこともあるでしょう。

そのため、どうしても譲歩できない部分はある程度自由に使える自由を残し、他で出費を削るように考えるとうまく行きやすいようです。

お金に関する話題は、あまり触れられたくないこともあるかもしれませんが、好き勝手に使っていればお金は貯まりません。お互いを思いやりながらきちんとお金の使い方について話し合う時間を作ることが大切だと言えそうです。

LIMO編集部