親として「子どもが社会人として自立すること」は寂しく感じる反面、どこかホッとするものなのではないでしょうか。ところが、いつまで経っても身の回りのことを親にしてもらい、子どもが家にひきこもってしまうケースも存在します。
そこで今回は、いつまでも子育てが終わらない状態と、それに伴う問題点を見ていきましょう。
深刻化する8050問題…ひきこもりの状態とは
40代や50代というと、「働き盛りで仕事や子育てに追われている世代」というイメージですよね。ところが、親と同居している状態でほとんど外出をしていない無職の人も、非常に多いのが現実です。
とくに50代の子の生活を80代の親が支えている「8050問題」は年々深刻化しており、大きな社会問題となっています。この状態が続けば、やがて親が亡くなり、自立できていない息子や娘が路頭に迷ってしまうでしょう。