1)コミュニケーション能力

2018年まで毎年、経団連が発表していた「採用担当者が選考にあたって特に重視する点」において、16年間連続トップとなっていたのが、この「コミュニケーション能力」。

企業の中で働く際には、複数の人との係わりが必要となります。このため、面接時に「聴く姿勢」や「質問への的確な回答」といった能力を見られることがあります。

2)企業に対する熱意

面接の際に、企業や業界の課題などを質問する企業もあります。自分が入社しようとしている会社や業界に関心が薄いと判断されてしまうと、良い結果には結び付きません。

また、入社してからも『企業愛』がある社員と無い社員では、仕事に対する前向きな努力や積極性も違ってきます。

面接の前には、その企業の概要だけではなく、携わっている業界やその業界の中における企業の位置づけなども学習しておくと良いでしょう。また、面接の最後に「何か質問はありますか?」と聞かれた場合には、企業に対する質問を準備しておくと、面接官の印象に残る可能性が高くなるかもしれません。

3)失敗に対する対応も見られている

例えば、面接の時にうっかり質問を聞き逃してしまった場合でも、あやふやな回答をするのは禁物。「失礼しました。緊張して聞き取れないところがありましたので、もう一度伺ってもよろしいでしょうか?」などと、失敗を謝罪しつつも前向きに取り組む姿勢を見せましょう。

どんなにすごい人でも、今まで仕事に携わってきて、失敗したことがないという人はいないはず。

つまり、多くの業務は失敗することが問題なのではなく、失敗した後にどのように対応するかで、問題の度合いが変わってくるものです。

素直に失敗を認め、どうリカバリーするのかといった点も、面接ではチェックされていると思ったほうがよいでしょう。

こんな行動はNG

次に、このような行動はマイナスの印象となるというポイントもご紹介しておきましょう。