その翌日のこと。夕方近くになって玄関のチャイムが鳴りました。でてみると、義両親が玄関先に立っています。Eさんがでていくと、姑はにこにこ笑いながら「お風呂、まだでしょ?」と聞いてきました。意味が分からず戸惑うEさん。すると姑が口を開きました。「ここではね、引っ越し直後の誰も入っていないお風呂に入ると縁起がいいといわれているの。昨日はうちで入ったから、ここはまだ誰も入ってないはずでしょう?お父さんと私がいただきたいの。」とにっこり。

最初は断ろうとしたEさんですが、ふいに義姉の言葉が頭をよぎります。ここでもめても・・・と、義両親をお風呂に案内するしかありませんでした。

まとめ

「姑も年を取って、こんなのはだいぶ減りました。子どもの家庭のイベントに『手伝いたい』『参加したい』という気持ちはわかるんです。おそらく悪気もないでしょう。

でも、自分が、自然と圧力を加えていることには気が付いていないんでしょうね。波風立てたくないので、ちょっと強気の異文化圏の方だと思って当たらず触らす付き合うようにしています。」と苦笑いのEさん。嫁と姑の溝は、なかなか埋まらないもののようです。

LIMO編集部