「付き合っていた彼氏との結婚が決まりましたが、彼の仕事にあわせて他県に引っ越すことになりました。そうすると、通勤が難しくなり、また引越し先の県には勤めている会社の支社なども無かったので、必然的に退社することに。いままでの頑張りや積み重ねて来たものを手放すのって、とっても勇気がいるし、寂しいと感じてしまいます。」

「私も彼も末っ子同士の結婚。軽い気持ちで『結婚したら、私側の苗字にする?』って言ってみたんです。私の苗字にがちょっと変わっていて、彼も『カッコいいよね』って言ってくれていたので。半分冗談の軽い気持ちだったのですが、彼が『名前変わるって、それはちょっとなぁ~』と言った言葉にモヤモヤしてしまいました。ん?私は苗字変わるんですけど?!」

「我が子を出産。とても嬉しい反面、初めての育児は戸惑うことばかりでした。私は育休中ですし、主人は家族のために一生懸命働いくれていることは、頭では分かっているのですが…。誰の遠慮も無しにご飯を自分のペースで食べて、休日は好きな時間に起きてきて、子どもが夜泣きをしても頭まで布団をかぶって寝ている主人を見ると、どうしても気持ち穏やかではいられません。」

上記のように、結婚や出産によって大きな変化があるのは女性側であることが多いようです。男性は、どちらかと言えば結婚や出産というライフイベントが発生すると、今の自分の状況に「(家族が)プラスされた・加わった」という認識に近いのではないでしょうか。

現状にプラスされ、責任がさらに大きくなる…という認識はあると思います。ですが女性は、プラスされるのではなく「変化」なのです。結婚では名字が「変わり」、出産すると子ども主体の生活リズムに「変わる」。確かに、すべての女性が該当するわけではありません。ですが、多くの女性が結婚や出産によって、新たな生活を受け入れていく立場であることが多いと言えるではないでしょうか。

夫婦は対等なパートナー?

SMBCコンシューマーファイナンスが行った「30代・40代の金銭感覚についての意識調査2019」の中で、配偶者がいる人対象に行ったアンケート『家事(または家事・育児)の負担は自分に過度に集中していると思うか』によると、「非常にそう思う」「そう思う」と答えた女性の割合が76%に登っています。