一昔前は「妻は夫を立てるべき」と言いました。現代では「妻は夫を『育てる』か『諦める』か」の2択になることが多い時代です。

夫を育てるといっても、「子育てに精一杯なのに大人まで育てるなんてとてもじゃないけれど無理!」というのが女性の本音。2児を育てる筆者も、1人目産後から「身体はあちこち痛いし夜間授乳で寝不足、自分の時間はゼロで外出さえ自由にできないのに、大人まで育てられない」と思いました。

とはいえ「夫を諦める」のも、結局は女性側が家事育児を担うことになるので、負担は変わりません。令和になった今、妻から夫へのアプローチの仕方を変えてみるのはどうでしょうか?

「夫を育てる」に物申す

共働き・核家族が当たり前の現代。一方で30代以上の男性は、サラリーマンと専業主婦の両親のもとで育てられ、「家事育児は女の仕事」という考えが強い人も多いのも事実です。

家事育児に非協力的な夫に悩むと、周囲から「夫を育てて」とアドバイスされることも。「夫を育ててこそデキる妻」なんていう考えもありますが、ちょっと待った。

そもそも夫は、「一人前の大人」。「なぜ大人が大人を育てるの?」と言うママ友は、夫も大人なのだから時代の変化を読み取って行動したり、目の前の家事育児問題に対処したり、夫婦で話し合いや協力することができるはずと言葉を続けます。