この事故の捜査をしたインディアナ州OSHAの安全調査官ジョン・スタローン氏によると、テリーさんはメンテナンス職の経験も正式なトレーニング証明もなく、ピッカーから突然メンテナンス部に移されたということです。

結局この事故は、スタローン氏が下したアマゾン側の「安全配慮義務違反」から、正式な証拠がないということで「本人の不注意」ということになりました。その後、スタローン氏はその職から退くことになりました。

この背景にはアマゾンが2017年に第2本社の設立計画を発表し、インディアナ州がその誘致合戦に参戦していた事に関係している可能生が高いと、Revealはスタローン氏や関係者からの証拠や証言から指摘。しかし、インディアナ州のエリック・ホルコム知事は「一切関係ないことだ」と主張しています。

市民を巻き込む交通事故―これもアマゾンに責任なし

ノルマ達成のため、躍起に走り回るアマゾン配送運転手による、一般市民を巻き込んだ事故が増ています。しかし法的にはアマゾンに責任はないという配送システムができています。